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夏の朝まずめは特別な時間です。

4時半に港に着いたとき、空はまだ薄暗い。東の空が少しずつオレンジ色になって、海面がぼんやりと見えてくる。その30分の時間に、アジやサバが回遊してくることが多い。

朝まずめ(日の出前後1〜2時間)は、1日の釣りで最も魚の活性が高い時間帯のひとつです。


朝まずめが釣れる理由

魚は光と温度に敏感です。

夜明けになると、プランクトンが水面近くに浮上します。それを食べに来た小魚(ベイト)が表層に集まり、そのベイトを狙って大型魚が回遊してくる。

この「捕食のゴールデンタイム」が朝まずめです。夜が明けてしまって日が高くなると、魚は深い場所や日影に下がっていきます。

逆の「夕まずめ」(日没前後)も同じ理由で釣れやすい時間帯です。


夏の朝まずめで釣れる魚

釣り方ターゲット
アジングアジ(回遊が最も多い季節)
サビキ釣りアジ、サバ、イワシ
ルアー(ミノー)サゴシ(サワラの若魚)、シーバス
投げ釣りキス(夏の定番)

夏のアジは数が多く、朝まずめは特に入れ食いになることがある。「1投1匹」のリズムが続く瞬間があって、そのテンポが気持ちいい。


朝まずめのための段取り

前日に準備を終える

朝まずめのために3〜4時に起きるのは、準備ができている場合のみ成功します。

前日に:

  • タックル・仕掛けを確認
  • 食料・飲み物を用意
  • 目的地・駐車場を調べる

当日は起きて乗るだけ、という状態にしておきます。

車中泊との組み合わせ

釣り場の近くで車中泊して、朝まずめに起きるのが一番効率的です。

前日夕まずめから釣り、仮眠して、朝まずめにまた釣る。夏の1泊釣行はこのパターンが最も釣れます。


朝の海の景色の話

釣りの話から外れますが、夏の朝まずめの時間は景色も特別です。

東の空が白んで、海面がオレンジ色に染まって、海鳥が飛び始める。その時間に竿を出しているだけで、釣れなくても「来て良かった」と思える。

早起きは苦手ですが、この景色のために4時に起きるのは苦じゃなくなりました。


正直なところ、失敗した話もある

去年の夏、朝まずめにアジが入れ食い状態になって、気分よく6時過ぎまで釣り続けたんですよ。

日が完全に昇った後もちょっとだけ……と欲張った。N-VANに日よけシェードを張ったまま仮眠して、気づいたら10時。車内は40度近くになっていて、頭が痛い、体がだるい、水もほとんど残っていない。

まぁ、あれは明らかに熱中症の一歩手前でした。正直なところ、しばらく頭痛が続いて、その日の午後はまともに動けなかった。

釣りって集中してると体の異変に気づきにくいんですよね。アタリが来てると「もう1投、もう1投」ってなってしまう。夏場はここが本当に怖い。

それ以来、おれは「朝まずめは朝まずめで完結させる」と決めています。日が高くなったら素直に撤収。後ろ髪引かれる気持ちはあるけど、体が資本ですから。

もう一個、別の失敗も。

朝まずめにメタルジグを遠投していたとき、明らかにラインが走ったんですよ。「あ、来た!」と思って竿を立てようとしたら、ジグヘッドが絡まっていてアワセが遅れた。魚はそのままばれました。

暗い時間帯は手元が見えにくくて、仕掛けの確認を怠りがちになる。ヘッドライトをちゃんと使っておくべきだった、と後悔しました。


夏の朝まずめ、実践で学んだコツ

タックルは前日の夜に組んでおく

朝3時半に眠い目をこすりながらジグヘッドを結ぶのはきつい。リーダーの結束もぼんやりしているとミスが出ます。

おれは前日の夜に全部組んで、そのまま竿立てに立てかけておきます。朝は起きて着替えて乗るだけ。これだけでかなり心に余裕が出ます。

飲み物は1.5倍を目標に持つ

「これだけあれば足りる」と思って持っていく量の1.5倍を持っていくのが正解です。夏は釣りに夢中になると水分補給を忘れる。ペットボトル1本と保冷ボトル1本の組み合わせが使いやすい。

保冷ボトルは前日夜に氷を入れておくと、朝まずめが終わる頃もひんやりした飲み物が残っています。

アジングは表層から探す

朝まずめのアジは表層〜中層にいることが多いです。最初は1〜2カウントで着水後すぐ巻き始める。アタリがなければ5カウント、10カウントと徐々に沈めていく。

この「レンジを探す」作業が朝まずめの楽しさでもある。見つけたときの連打感が最高なんですよ。

帰りの時間を決めておく

「日が完全に昇ったら帰る」「7時を超えたら終了」という自分ルールを作るのをすすめます。正直なところ、終了時間がないと人間は際限なく釣り続けてしまう。おれもそのタイプです。

撤収の基準を持っておくだけで、帰ってからの疲労度がまるで違います。


夏の朝釣りの注意点

日焼け対策

日が出ると一気に日差しが強くなります。日焼け止め・帽子・アームカバーは必須。

熱中症対策

朝まずめが終わったあとも釣り続ける場合、日中の暑さに注意が必要です。水分を多めに持参して、熱中症の初期症状(頭痛・吐き気)が出たら即休憩します。


朝まずめのためだけに釣行することがある。あの時間は本当に特別です。まぁ、楽しけりゃいいよね。


よくある質問

Q: 夏の朝まずめは何時から何時ごろが狙い目ですか?

A: 日の出の30分前から日の出後1時間が最もアツい時間帯です。7月・8月は日の出が4時30分〜5時頃なので、4時には港に着いているのが理想です。日が高くなると魚の活性が落ちるため、遅くとも7時を目安に終わらせると体も楽です。

Q: 朝まずめの海釣りで初心者でも釣りやすい釣り方は?

A: サビキ釣りが一番確実です。アジやサバが回遊していれば、仕掛けを落とすだけで釣れることが多い。アジングに慣れてきたらジグヘッドにワームを付けて狙うとサイズアップも期待できます。最初はサビキで数を出す練習をするのがおすすめです。

Q: 夏の朝まずめ釣りで熱中症にならないための対策は?

A: 水分は多めに持っていくのが基本です。「足りると思う量の1.5倍」を目安にしてください。また、日が昇り始めたら帽子・アームカバーを着用し、頭痛やだるさを感じたら即座に日陰で休憩する習慣をつけましょう。おれは7時を過ぎたら撤収する自分ルールを作ってから、夏に体調を崩さなくなりました。

Q: 朝まずめ釣りに必要な道具で特に重要なものは何ですか?

A: ヘッドライトが最重要です。夜明け前の暗い時間帯は手元が全く見えないので、仕掛けの交換やフックの確認が手探りになります。両手が使えるヘッドタイプで、明るさ200ルーメン以上のものを選んでおくと安心です。次いで保冷ボトル。暑い時期は飲み物が常温になると飲む気が失せるので、冷たさを保てるボトルが役立ちます。

Q: 前日夕まずめと朝まずめ、どちらが釣れますか?

A: 正直なところ、どちらが釣れるかは日によって違います。ただ夏は夕まずめの後に気温が下がらず、魚の活性が夜間に落ち着きやすい。一方の朝まずめは夜の冷えで魚が活発になりやすく、安定して釣れる印象があります。おれ自身は「夕まずめで雰囲気をつかんで、朝まずめで本番」という1泊2マズメのスタイルが一番釣果が出ます。


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