夏キャンプで本当に具合が悪くなったことがあります。

「気分が悪い」ってレベルじゃなくて、頭痛がして立ち上がれない感じ。

あれは怖かった。


テント内が何度だったか測ってみた

2年くらい前の8月、奥多摩のキャンプ場に行きました。

河原沿いで「涼しそう」と思って選んだ場所。昼間は川で泳いで、夕方から焚き火して、夜はテントで快適に寝るつもりだった。

夜11時ごろ、テントに入りました。

暑い。異常に暑い。

持ってた温度計をテント内に入れてみたら、37℃。

「え、これ外の方が涼しくない?」

ブランケットを敷いて横になってみたけど、汗が止まらない。寝袋は最初から使う気もない。

夜中の2時になっても気温が下がらなくて、頭がぼーっとしてきた。

このまま寝たらまずいかな、と思い始めたころ、妻が「なんか気分悪い」と言った。


即テントを出ました。

河原に二人で座って、涼しい夜風に当たって、30分くらいそのままでいた。

「キャンプが楽しかった思い出」じゃなくて「体調崩した思い出」になりそうで焦った。

翌朝は早めに撤収。釣りもほとんどできなかった。

帰りの車の中で「夏はもうキャンプやめようかな」と妻が言って、「そうだな」と答えた。

でも悔しくて、翌年リベンジを決意しました。


原因を調べたら当たり前のことだった

テントって、密閉空間なんですよ。

日中に温められた地面の熱が、夜になっても放出される。「輻射熱」というやつ。

それを薄いテント1枚で遮断しようとしても無理で、むしろ熱を閉じ込める方向に働く。

解決策は3つしかないと分かった。

  1. 通気性を確保する(メッシュにする)
  2. 外から冷やす(扇風機、クーラー)
  3. 場所を変える(標高の高いキャンプ場)

翌年の夏は、この3つを全部やることにした。


ポータブル電源を導入した

まず必要だったのは電源でした。

扇風機もクーラーも、電気が要る。

車のシガーソケットで使えるものもあるけど、エンジン切ったまま使うとバッテリーが上がる。エンジンをかけたままにするのは燃費もうるさいのもNG。

ポータブル電源しかないと判断して、思い切って買いました。

容量の選び方を失敗しました、最初は。

最初は小さい300Wh台の製品を買いそうになって、よく調べたら「ポータブルクーラーを一晩動かすには1000Wh以上必要」と分かった。

危なかった。容量だけは最初からちゃんと見た方がいい。


ポータブルクーラーを試した

ポータブルクーラーというのが最近出てきてて、電気で使える小型クーラーのことです。

「本当に冷えるのか?」と半信半疑で買ってみた。

使ってみての正直な感想:「エアコンほどじゃないけど、ないよりはるかにいい」。

コンパクトな機種で200W前後の消費電力のものが多い。テント内に置いて、風を体に当てると体感温度がグッと下がる感じ。

電源なしのスポットクーラー(水と風で冷やすやつ)も試したことがあって、あれは「涼しい風が来る扇風機」くらいの効果。夏キャンプの本格的な暑さには太刀打ちできなかった。

コンプレッサー式じゃないと意味がないと、身をもって学んだ。


ランタン兼ファンで通気も確保

クーラーと同時に、サーキュレーター的なものも欲しかった。

そこで見つけたのが、ランタンと扇風機が一体になった製品。

テントの中に吊り下げて、照明としても使えて、風も出る。しかも充電式。

これが意外と快適さに貢献した。


翌年の夏キャンプ、結果は

全部揃えてリベンジしたのが翌年の7月。

同じ奥多摩エリアで、今度は少し標高高めのキャンプ場を選んだ。

夜10時ごろにテントに入り、ポータブルクーラーを起動。30分くらいで落ち着いてきた。

妻が「去年と全然違う」と言ってた。

最終的に朝まで熟睡できた。

翌朝の気分が最高で、朝5時から川で釣りして、アマゴが2匹釣れた。

これが本来の夏キャンプのはずだった、と思った。


熱中症は「なんとかなる」が一番危ない

一個だけ言いたいのは、「夏のキャンプの暑さはなめちゃダメ」ということです。

アウトドアで元気に動いてる間は気づかないんですよ。川で泳いで、焚き火して、で、テントに入ったら一気に体に来る。

特に子供と高齢者は早めに判断してください。「ちょっと気分悪い」が出たら即撤退が正解。

夏キャンプは装備でなんとかなる、でも装備なしで根性で乗り切ろうとしてはいけない。

よかった体験談のように書きましたが、去年の失敗の話を書いてる時は今でも背筋が寒くなります。

翌年に同じ場所に戻れて、ちゃんと楽しめて、本当によかった。

良い夏キャンプを。


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