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1月になると「もうすぐ解禁だ」という気持ちが出てきます。

渓流釣りの解禁(多くは2月下旬〜3月上旬)が近づくと、去年の記憶が戻ってきて、川の音や水の冷たさを思い出します。

正直なところ、冬の間はずっとこの瞬間を待っているんですよ。タックルを眺めては解禁日の川を想像して、そわそわしながら冬を越す。それも渓流釣りの楽しみのひとつだとおれは思っています。


渓流解禁のタイミング

渓流釣りは「内水面漁業調整規則」によって、都道府県ごとに禁漁期間が定められています。

ヤマメ・イワナの解禁は多くの地域で2月下旬〜3月1日です。

遊漁券が必要なことが多いので、事前に管轄の内水面漁業組合のルールを確認しておきます。地域によっては日釣り券と年券で価格がかなり違うので、よく行く川なら年券を買ったほうが結果的に安くなることも多いです。


解禁前にやっていること

ラインの交換

テンカララインやフライラインは1年に1回は交換します。

古いラインは弾力が落ちて、キャストの感触が変わります。解禁前に新しいラインに替えると、釣り始めのフィーリングが気持ちいい。まぁ、ラインだけで釣果が変わるかといえば微妙なんですが、それでも新品のラインを巻くと「今年も始まった」という気持ちになるんですよ。

毛針の補充

昨年使った毛針を見直して、潰れたものや針先が鈍くなったものは捨てます。

冬の間に毛針を巻くのを楽しみにしているテンカラマンも多い。自分で巻いた毛針で釣れると格別です。おれは器用なほうではないので、市販の毛針と自作を半々くらいで使っています。

タックルの確認

継ぎ目・糸ガイド・グリップのダメージを確認します。

小さなひびや傷が残ったまま釣りをすると、ランディング時に竿が折れることがあります。去年おれは継ぎ目のガタつきを見て見ぬふりして解禁日に出かけたら、尺ヤマメをかけた瞬間にぽきっといきました。それ以来、タックルチェックだけは怠らないようにしています。


解禁初日の選び方

解禁直後は放流魚が多く釣れやすい時期ですが、釣り人も集中します。

解禁初日に行くか、数週間後に人が減ってから行くかは好みの問題です。

おれは解禁から2〜3週間後の「人が減って魚が落ち着いてきたころ」が好きです。朝の川に一人でいる静けさが、渓流釣りの好きなところです。

ただ正直なところ、解禁初日も1回は行きたくなるんですよね。あの騒がしさも含めて「今年の渓流が始まった」という実感があって、嫌いじゃないです。


失敗談——解禁初日に0匹だった年の話

3年前、解禁初日に気合を入れて地元の渓流に向かったことがありました。前の週から天気予報を確認して、装備も万全で、気持ち的には完璧だったんですよ。

ところが川に着いてみると、水温が想定より2〜3度低かった。雪解け水が一気に流れ込んで、水が白く濁っていました。正直なところ、この時点で「あ、厳しいかも」と思ったんですが、せっかく来たからとそのまま竿を出し続けました。

結果は4時間で1匹もかからず。帰り道のN-VANの中で、ひとりでコーヒーを飲みながら「水温とポイントをちゃんと読めばよかった」と反省したのを今でも覚えています。

それからおれは解禁日の前日に必ず川の上流部の天気と最低気温を調べるようにしました。雪解けが進んでいる日の渓流は、濁りが入りやすく水温も安定しません。釣れない日は釣れないで、N-VANでご飯を作って撤退する勇気も大事だと学んだ失敗でした。


春の渓流で釣果を上げる3つのコツ

解禁直後の渓流は水温が低く、魚の動きがゆっくりです。夏と同じ感覚で攻めると空振りが増えます。おれが意識しているコツを3つ書いておきます。

1. 水温を確認してから竿を出す

渓流のヤマメやイワナが活発に動き始めるのは、水温が**8〜12℃**前後が目安です。

3月の早い時期は水温が5℃以下のこともあり、この状態で表層を攻めてもなかなか反応しません。水温計をタックルバッグに入れておくと判断の基準になります。

水温が低い日は深みのある淵のボトム付近をゆっくり流すと、当たりが出やすいです。

2. ポイントは「落ち込みの白泡の切れ目」を狙う

解禁期は魚が深いところに溜まっています。白泡の下の落ち込みや、淵の流れが緩くなるヨレの部分が定番ポイントです。

おれがよくやるのは、落ち込みに毛針を乗せて白泡の切れ目まで流す方法です。そこで一瞬テンションを緩めると、底から魚が浮いてくることがあります。

3. 釣り下らず、釣り上がる

渓流の基本ですが、解禁期は特に大事です。上流から釣り下ると自分の影が先にポイントに入って魚を散らしてしまいます。

釣り上がりながら小さなポイントをひとつひとつ丁寧に叩いていく。焦らず、ゆっくり。それが春の渓流のリズムです。


春の渓流の注意点

雪解け水の増水

3月の渓流は雪解け水で増水していることが多い。

水位が高い日は無理に川に入らない。前日の天気予報だけでなく、上流の山の天気も確認します。山は天気が変わりやすく、朝は晴れていても昼過ぎに急に増水することがあります。おれはスマートフォンのレーダー予報を見ながら、天気が怪しくなったら即撤退を心がけています。

ウェーダーの確認

長期保管したウェーダーは、ゴムが劣化して浸水することがあります。

事前に水を張ったバスタブに脚を入れてチェックするか、ウェーダー修理剤を持参すると安心。春の渓流は水温が低いので、浸水したときのダメージが夏より大きいです。


解禁日の渓流の朝は、ほかに代えがたい気持ちがあります。まぁ、楽しけりゃいいよね。釣れなくてもハイゼットカーゴで温かいご飯を食べて帰れれば、それで十分なんですよ。


よくある質問

Q: 渓流釣りの解禁日はいつですか?

A: 都道府県によって異なりますが、ヤマメ・イワナは多くの地域で2月下旬〜3月1日が解禁です。管轄の内水面漁業組合のウェブサイトや電話で必ず確認してください。

Q: 解禁初日は釣れやすいですか?

A: 放流魚が多いため数は出やすいですが、釣り人も集中します。水温が安定してくる解禁から2〜3週間後のほうが、ゆっくり自分のペースで釣りやすいという意見もあります。

Q: 春の渓流に適した毛針(テンカラ)のカラーは?

A: 水が澄んでいるときは茶・黒系のシックな色、増水して濁りが入っているときは白や黄色など目立つ色が効く傾向があります。まぁ、おれは濁りのある日は基本的にあまり釣れないので早めに撤退しています。

Q: テンカラとフライフィッシングはどちらが始めやすいですか?

A: テンカラのほうが道具がシンプルで始めやすいです。竿・ライン・毛針の3点があれば始められます。フライはロッド・リール・ライン・リーダー・ティペット・フライと揃えるものが多く、キャスティングの習得にも時間がかかります。渓流を手軽に楽しみたいならテンカラがおすすめです。

Q: 渓流釣りで遊漁券を買わないとどうなりますか?

A: 密漁扱いになります。漁業法違反として罰則の対象になる場合があります。現場で組合員に確認されることもあるので、必ず事前に購入してください。川のそばにある釣具屋や漁協の事務所で買えることが多く、最近はオンラインで購入できる組合も増えています。


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