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遊漁券(ゆうぎょけん)の存在を知らずに釣りをしていた時期がありました。

「川は誰でも釣っていいんじゃないの?」と思っていたら、全然そうじゃなかった。遊漁券を購入しないまま釣りをすると罰則があります。

正直なところ、最初はそういうルールがあること自体を知りませんでした。知ったきっかけが「漁協の方に声をかけられたこと」だったので、少し恥ずかしかったです。


遊漁券とは

内水面(川・湖・ダム)では、漁業権を持つ「内水面漁業組合」が漁場を管理しています。

遊漁券は、この漁業権に基づき、一般の釣り人が魚を釣るための「許可証」です。

購入した料金は河川の放流事業・環境保全・監視活動に使われます。つまり、遊漁券を買うことが漁場を守ることにつながっています。

まぁ、「漁協の人がお金を取りたいだけでしょ」と思っていた時期もありましたが、そうじゃないんですよ。放流事業のコストや河川管理の費用は結構かかっていて、遊漁券の収入がなければ成り立たない組合も多い。


どの川が遊漁券必要か

すべての川に必要というわけではありませんが、ヤマメ・イワナ・アユ・ニジマスなどの対象魚がいる河川の多くは対象です。

海(海水域)では一般的に遊漁券は不要です(例外:特定の海面管理区域では必要なケースもある)。

確認方法:釣り場近くの釣具店で聞く、または「○○川 遊漁券」で検索すると管轄の漁業組合のHPが出てきます。

ひとつ気をつけてほしいのは、同じ川でも「上流は必要・下流は不要」というケースがある点です。川の途中に組合管轄エリアの境目があって、そこを知らずに渡ってしまうことがある。初めての川は必ず事前に調べた方がいいですよ。


遊漁券の種類と料金の目安

日釣り券・年間券の違い

日釣り券(1日券)は1日だけ有効な券で、年に数回しか行かない川に向いています。価格は500〜1,000円程度(魚種・地域により異なる)。

年間券は1月〜12月など年度単位で有効な券です。2,000〜5,000円程度のことが多く、よく通う川なら年間券の方が断然お得です。おれがメインで通う川は年間券を買っています。

魚種共通券と魚種別券

漁協によっては、ヤマメ・アユ・ウナギ等が一枚でカバーされる「共通券」と、魚種ごとに別途必要な「魚種別券」を発行しているところもあります。アユ解禁の川でヤマメも釣りたい場合は、どちらの券が必要か確認しておくといいです。


遊漁券の購入方法

コンビニ・釣具店での購入

以前は釣具店や現地の販売所(農家・民宿)でしか買えませんでしたが、今はコンビニやWebで購入できる地域が増えています。

アプリ・Web購入

「フィッシュパス」「つりチケ」などのアプリで一部の漁業組合の遊漁券をオンライン購入できます。

スマホで購入して画面を見せればOKなので、現地での購入が難しい場所では特に便利。おれもここ数年はほとんどアプリで買っています。前日の夜にハイゼットカーゴの中でサッと手続きできるので楽ですよ。

現地での購入

遊漁監視員(川で巡回している人)から現地購入できる場合もあります。

ただし「いつも現地で買えるとは限らない」ので、事前購入が安心です。


おれが遊漁券を買い忘れたときの話

正直なところ恥ずかしいんですが、一度だけ遊漁券を買い忘れて釣りをしてしまったことがあります。

早起きして夜明け前から川に入って、2時間ほど釣っていたらおれに近づいてくる人が見えた。腕章をつけた漁協の監視員の方でした。「遊漁券は持ってますか」と聞かれて、そのとき初めて「あ、昨日コンビニで買うのを忘れた」と気づいたんですよ。

そのときは事情を話して、現地でその場で購入させてもらいました。購入できたので事なきを得ましたが、「知っているのに忘れた」は言い訳にもならない。監視員の方は厳しく咎めるでもなく、ただ静かに「必ず事前に購入してください」と言われただけでした。それがかえって響きました。

それ以来、前日夜に釣り準備をするタイミングでアプリを開いて遊漁券を確認するのが習慣になっています。準備の一部として組み込んでしまうのが確実なんですよ。


遊漁券なしで釣りをすると

漁業権違反となり、水産資源保護法に基づき罰則の対象になります(罰金・過料)。

「知らなかった」「見つからなければ大丈夫」という考えは通用しません。漁業組合の監視員が巡回しています。

特に解禁直後の週末や大型連休は巡回が多い印象です。人が集まる場所には監視員も来るんですよ。


禁漁期間

禁漁期間中は遊漁券があっても釣りできません。

多くの地域でヤマメ・イワナは10月〜翌2月下旬が禁漁(産卵保護のため)。地域によって異なるので、必ず確認します。

アユは地域差が大きく、7月解禁〜9月禁漁というところもあれば、10月まで釣れる漁協もあります。毎年の告知を漁協HPで確認するのが確実です。


釣り禁止区域(特別保護区)

産卵場・稚魚放流区・水源地保護区など、釣り禁止・立入禁止のエリアがあります。

地図や案内板を確認して、禁止区域での釣りは行わない。「柵がないから入っていいだろう」は通用しないので注意が必要です。


ルールを守って釣る方が、長期的に良い釣り場が残ります。まぁ、楽しけりゃいいよね。でも、楽しむためにもルールをちゃんと守っておくことが前提なんですよ。


渓流釣りに揃えておきたいもの

遊漁券と一緒に準備しておくと安心なのが渓流釣りの基本タックルです。ヤマメ・イワナを狙うなら、渓流専用の仕掛けセットが最初の一歩としてちょうどいいです。


よくある質問

Q: 遊漁券を持っていれば何匹でも釣っていいですか?

A: 魚種や漁協によって1日あたりの持ち帰り上限が定められている場合があります。特にアユは「何尾まで」と明記している漁協が多いので、購入時に確認しておくと安心です。

Q: 子どもも遊漁券が必要ですか?

A: 漁協によって異なります。中学生以下無料としているところも多いですが、一部の漁協では年齢にかかわらず購入が必要なケースもあります。家族で行く前に漁協のHPや釣具店で確認してください。

Q: 遊漁券はどこで買えますか?

A: 釣具店・コンビニ(一部地域)・現地の販売所(農家・旅館など)で購入できます。「フィッシュパス」「つりチケ」などのスマホアプリでオンライン購入できる漁協も増えています。前日に準備しておくのが確実です。

Q: 日釣り券と年間券、どちらがお得ですか?

A: 年に3回以上同じ川に通うなら年間券が多くの場合お得です。日釣り券500〜1,000円が3回以上なら1,500〜3,000円になるので、年間券2,000〜5,000円との差が縮まります。頻度と行動エリアを考えて選ぶといいですよ。

Q: 遊漁券なしで釣りをしたらどうなりますか?

A: 漁業権侵害となり、水産資源保護法に基づいて罰金・過料の対象になります。監視員が巡回していることが多く、「知らなかった」は理由になりません。初めての川でも必ず事前に確認してから入るようにしてください。


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