「自分で作れば安上がりだろ」と思って始めたDIYが、まさかの失敗に終わりました。
2年半くらい前の話です。
ホームセンターで板を買ってきてガタガタになった話
ハイゼットカーゴで車中泊を始めて半年くらい経ったころ、フルフラット化に挑戦しようと思いました。
後部座席を倒してもフルフラットにはなりません。段差があります。この段差のせいで体が傾いて腰が痛くなるんです。
「板を1枚敷けば解決するんじゃないか」と思って、ホームセンターへ行きました。
コンパネ(合板)を荷台のサイズに合わせてカットしてもらって、買って帰りました。費用は2,000円くらいです。
帰ってきてハイゼットカーゴの荷台に置いてみたら……ガタガタでした。
車の荷台って、完全に平面じゃないんですよ。床面に凸凹があったり、ホイールハウス(タイヤが入っている出っ張り)があったりして、フラットな板を敷いただけではガタつく。
しかも板が硬いからダイレクトに体に伝わってくる。快適どころか、普通に寝るより背中が痛い。
一晩だけ試して、お蔵入りになりました。
ウレタンフォーム+帆布でやり直した
失敗してから調べたら、「ウレタンフォームを荷台の形に合わせて削って、帆布で包む」という方法があることを知りました。
これが正解でした。
ウレタンフォームの選び方
密度が大事です。硬すぎると寝心地が悪く、柔らかすぎると底つき感が出ます。
密度30〜40kg/m³くらいがベッドとして使うのにちょうどいい。やまちゃんは35kg/m³のものを買いました。
厚みは10cmを選びました。車の荷台に積んだ状態で頭上のスペースが気になりましたが、ハイゼットカーゴなら問題ないです。
ウレタンフォームは大きめのサイズで買って、カッターとハサミで荷台の形に合わせて切ります。ホイールハウスの形に合わせて切り欠きを入れることで、ガタつかずにはまります。
帆布(はんぷ)コットン10号でカバーを作る
ウレタンフォームはそのまま使うと汚れやすいし、見た目も良くない。帆布で包むと耐久性が上がってきれいに仕上がります。
帆布は「コットン10号」という厚さのものを使いました。薄すぎると破けやすく、厚すぎると縫うのが大変なのでこのくらいがちょうどいいです。
やまちゃんは縫い物が苦手なので、ミシンは妻に頼みました。大きな袋状に縫ってもらって、ウレタンフォームを入れる。それだけです。
ファスナーをつけるとカバーを外して洗えるのでなお良いですが、やまちゃんの場合は妻に「ファスナーまでは面倒」と言われてそのまま入れっぱなしです(笑)。
DIYが面倒な人には既製品もある
正直に言うと、DIYは時間がかかります。
採寸、購入、カット、縫製で1〜2日かかりました。仕上がりも自分ではまあまあと思っていますが、プロのような完成度ではない。
「時間を買う」という意味では既製品のベッドキットという選択肢もあります。
VANLIFE系のブランドが軽バン専用のベッドキットを販売していて、ハイゼットカーゴ専用設計のものもあります。
価格は2万〜4万円くらいと高めですが、採寸不要でポン付けできて、見た目もきれいです。
「週末だけ使う」程度なら既製品の方がコスパが良いこともあります。DIYが趣味でない人は既製品から始めるのがおすすめです。
DIY作業で気をつけること
工具はそんなに高いものは要りません。
やまちゃんが使ったのは、カッターナイフ(大型のもの)、定規(金属製のもの)、ハサミ、メジャーです。
ウレタンフォームは普通のカッターナイフでもカットできます。ただし刃をこまめに折って常に切れる状態にすることが大事です。切れない刃で無理やり切ると断面がボロボロになります。
一番大事なのが採寸です。細かいところまで丁寧に採寸して、型紙を作ってからカットするのがおすすめです。やまちゃんはここを雑にやって最初に少し形がずれました。
やり直してよかった
コンパネで失敗してウレタンフォームでやり直した結果、今は快適に眠れています。
最初から正解にたどり着ければよかったんですが、失敗した分だけ「なぜこの方法が正しいか」を理解できた気がします。
DIYは失敗してナンボ、とはよく言いますが、車中泊のDIYについては材料費でそれほど大きな失敗にならないのが救いです。
良い睡眠を。