最初に正直に言いますね。

ぼく、釣りを始めて最初の2年くらい、クーラーボックスに1円もかけてなかったんです。

スーパーでもらった発泡スチロールの箱に氷を詰めて、釣った魚を突っ込んでました。「クーラーなんて魚が入ればなんでもいいじゃないか」って思ってたんです。

それが大きな間違いでした。


発泡スチロールで魚を半分ダメにした話

ある夏の日曜日、早起きして防波堤でアジを20匹くらい釣ったんです。

嬉しくて嬉しくて。妻に「今日は刺身だ!」って連絡して。

帰り道、2時間くらいかけて家に着いたら、発泡スチロールの中の氷がほぼ全部溶けてた。で、上の方のアジを取り出したら、目が濁ってる。お腹も少し膨らんできてる。

半分以上、食べれる状態じゃなかったです。

残りのアジを刺身にして食べたけど、明らかに臭みがあった。妻に「せっかく釣ってきたのに」って言われたときは本当に申し訳なくて。

あのとき「クーラーボックスをちゃんとしよう」って決めました。


釣り用クーラーボックスの何が違うのか

普通の安いクーラーボックスと、釣り専用のクーラーボックス、何が違うのかって最初は分からなかったんです。

一番大きいのは保冷力です。

釣り専用のちゃんとしたクーラーは、真空断熱パネルという素材を使ってるものが多くて、発泡スチロールとは保冷時間が全然違う。真夏でも24時間くらい氷を保たせるものもあります。

もう一つは水漏れしないこと。発泡スチロールって、氷が溶けた水がジワジワ漏れてくるんですよね。車のトランクが魚臭い水でびしょびしょになったこと、一度や二度じゃないです。


3つのブランドを使い比べた正直な感想

ダイワ プロバイザーHD ZSS 2700

最初に買ったのがダイワの27リットルモデルです。

値段は4万円くらいでした。当時のぼくには「クーラーに4万円?」って感じで、すごく高く感じた。でも買ってよかったです。

真夏の釣行で、朝6時から入れた氷が夕方4時になっても半分残ってました。発泡スチロールとは次元が違う。

使い心地でいいのは、天面のエサ入れです。小窓になってて、クーラーを全開にしなくても上からエサを取り出せる。小さいことなんだけど、釣りのテンポが変わります。

気になった点は重さ。空の状態で5kg以上あって、魚と氷を入れると15kgくらいになります。車中泊で持ち運ぶときはちょっとしんどい。

シマノ FIXEL リミテッド

2台目に買ったのがシマノのFIXELシリーズです。

デザインがすっきりしてて、キャンプサイトに置いても浮かない見た目が気に入ってます。

保冷力はダイワとほぼ互角という印象。真冬の釣行で試したら、氷の溶け方がほとんど変わらなかった。

フタの開け閉めが軽いのは地味に嬉しいポイントで、長い釣行で何十回も開け閉めするとそこの差が出てくる。

ただ、底の形がフラットで安定してるので、車のトランクで転がりにくいのも地味に助かってます。

YETI Roadie 24

正直、最初は「アメリカのブランドって見た目だけじゃないの」って思ってました。

使ってみたら、認識が変わりました。

Roadie 24は容量24リットルのモデルなんですが、ダイワやシマノと並べると保冷力が明らかに上です。中のシステムが違うというか、氷の持ち方が違う感じがします。

真夏の釣行で、朝に入れた氷が翌日の昼まで残ってたことがあって、それは正直驚きました。2泊3日の釣行でも余裕で使えます。

デメリットは価格です。Roadie 24でも5万円台後半から。正直、気軽に買える値段じゃないです。

あとアメリカ規格なのか、口が広くて使いやすい反面、車のシートに置いたときに転がりやすい。セローのシートバッグには入らないので、軽バンの車中泊専用になってます。


車中泊釣行にはどれがいいか

3台を使い比べて、ぼくの結論はこうです。

日帰りならダイワかシマノで十分です。保冷力も使い心地も申し分ない。コスパを考えると釣り専用として一番バランスがいいと思ってます。

1泊2日以上の車中泊釣行で「とにかく魚をベストな状態で持ち帰りたい」ならYETI。価格分の価値は確かにあります。

ぼくは今、日帰り釣行はダイワ、泊まりはYETIという使い分けをしてます。



まとめ

クーラーボックスは「魚を持ち帰るための道具」じゃなくて「釣りの成果を守るための道具」だと思うようになりました。

発泡スチロールで魚を半分ダメにしたあの夏から、ずいぶん変わったなと感じます。

釣れた魚をちゃんとした状態で家族に食べさせてあげられるのが、一番の満足感です。

良い釣行を。


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