※ この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります(詳細

9月末のこと。

セロー225で林道を2時間ほど走ったところにある渓流に入りました。誰もいない。川の水は透き通っていて、底まで見える。木々が少し色づき始めていた。

午前中に3匹釣れました。15〜18cmのイワナです。


秋のイワナが釣れる理由

イワナは夏の間、水温が上がると深場や湧き水ポイントに隠れることが多い。9月に入って水温が下がり始めると、活性が上がって浅瀬でも出てくるようになります。

秋は「産卵前の荒食い」という言われ方もする。産卵を前にエネルギーを蓄えようとして積極的に捕食する。そのため秋のイワナは比較的釣りやすく、型も良いことが多い。

10月以降は禁漁期間に入る河川が多い(遊漁規則によって異なる)。だから9月末はシーズン最後の山岳渓流釣りになることが多く、記憶に残りやすい時期でもあります。


使ったタックルと仕掛け

渓流の細い支流だったので、軽い仕掛けを使いました。

  • 竿: 渓流竿 4.5m
  • 仕掛け: 天井糸0.8号・水中糸0.3号・ハリス0.2号・袖バリ3号
  • エサ: 現地で採ったミミズ(川辺の湿った土の下)

ミミズは現地調達が一番です。事前に土産物屋で買うこともありますが、現地のものが反応が良い気がする。

キャストというより「落とす」釣り。石の影や流れのヨレに静かに入れて、自然に流していく。


焚き火で塩焼きにした

釣れた3匹は、すぐに川で締めて保冷剤の入ったクーラーに入れた。昼前に川から上がり、河原で昼食にしました。

焚き火の準備

河原の石を集めて小さな竈をつくる。燃料は上流から流れ着いた流木。乾いたものを選ぶ。

塩焼きの手順

  1. イワナのウロコと内臓を取る(ウロコはほとんどない魚なので、主に内臓処理)
  2. 水気をよく拭く
  3. 粗塩を全体にまぶして、ヒレにも多めにつける(焦げ防止)
  4. 串を打つ。頭から尾に向けて、魚が泳ぐような弓形の形にする
  5. 焚き火の遠火でじっくり焼く。15〜20分

食べてみた

あの焚き火の匂い、川の音、少し冷えた秋の空気。その全部が一緒になって、塩焼きが格別においしかった。

スーパーで買うイワナと同じ魚のはずなのに、全然違う。釣り場で食べるということが、味の一部になっているんだと思います。


持ち帰り分は真空パック保存

釣れた魚を全部その場で食べるわけにはいかない。持ち帰り分は血抜きしてから氷漬け、家では真空パックにして冷凍します。

真空パックにすると冷凍焼けがほとんどない。2〜3ヶ月後に食べても、釣りたての味に近い状態で食べられる。イワナの場合は骨が軟らかいので、冷凍から一度解凍して骨まで食べられます。


秋の渓流に行くなら

渓流の秋は短い。9月に入ったらできるだけ早く行きたい。

10月には禁漁になる川が多く(都道府県・漁協によって規則が異なるため事前確認が必要)、水温が下がりすぎると魚の活性も落ちる。「良い時期」は2〜3週間しかない。

セローで林道を走りながら渓流を上っていくのが、年間で一番好きな釣りかもしれません。大物は出なくていい。小さくてもいいから、その場で食べられれば十分。

まぁ、楽しけりゃいいよね。


関連記事