※ この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります(詳細

釣り場で使うナイフを、最初は安いステンレスの包丁代わりのやつを使っていました。

それが2シーズン目の途中で錆びた。刃がオレンジ色の斑点だらけになった。もちろん魚に使えないので買い替え。3,000円くらいのものでも、手入れをしなければそうなる。

それから手入れするようにしました。手入れさえしていれば、いいナイフは長く使える。


フィッシングナイフが錆びる理由

釣り場のナイフは、過酷な環境にさらされます。

塩水が一番の敵です。海釣りでは飛沫・波・魚の体表の塩分が刃とハンドルに付着する。淡水でも魚の体液・血液がつく。水分をそのままにしておくと錆びの原因になる。

血液と魚の体液も要注意です。魚の血液はpHが酸性寄りで、金属を傷める。締め作業や内臓処理で付着した血液を放置すると、ステンレスでも錆びが出ることがある。


釣り場での手入れ(その場でできること)

釣行中、使うたびに最低限やることがあります。

使った後すぐに水で洗う

塩水や血液をそのままにしない。海水を使うなら、最後に真水で流す。真水がない場合はウェットティッシュで拭くだけでも違います。

タオルや布でよく拭く

水気を残すのが一番よくない。よく拭いて乾燥させるだけで錆びの発生率が大幅に下がります。

鞘(シース)は通気性のあるものを選ぶ

水気を含んだナイフを密閉性の高い鞘に入れると、乾かずに蒸れて錆びが出やすい。革鞘やナイロンメッシュ素材は通気性があっていい。


帰宅後の手入れ(釣行ごとにやること)

帰ったら、ナイフを台所で洗います。

中性洗剤とスポンジで洗う

刃の向きに気をつけながら、汚れを落とす。ハンドルとブレードの継ぎ目(リカッソ)も洗う。ここに汚れが溜まって錆びることが多い。

よく乾かす

自然乾燥か、柔らかい布で水気を拭き取る。ドライヤーは使わない(高温はハンドル素材を傷める)。

防錆オイルを薄く塗る

乾いたら、ブレード全面に薄くオイルを塗る。食品用のミシン油やカメリア油が安全。クッキングオイルは変質するので使わない。

刃には塗らなくていいです(次回使うときに食材への影響が出る可能性があるため)。


砥石での研ぎ直し

切れ味が落ちてきたら砥ぎます。

目安は「トマトを押し切りしようとしてつぶれる」くらいのとき。引っかかりで切れていれば問題ない、押しても切れないなら砥ぎ時。

砥石の使い方(基本)

砥石を水に浸して使う(セラミック砥石は乾式もある)。刃を砥石に対して15〜20度の角度で当て、手前から奥に押す方向で研ぐ。刃の形が崩れないように、全体に均等に当てる。

荒砥(#400前後)で欠けを直し、中砥(#1000)で形を整え、仕上げ砥(#3000以上)で切れ味を出す。普段のメンテナンスは中砥から始めれば十分です。


素材別の選び方

新しいナイフを買うときの参考として。

ステンレス鋼(防錆性高)

釣り場のナイフとして一般的。錆びにくいが、完全に錆びないわけではない。手入れをしていれば長く使える。

ハイカーボンスチール(切れ味重視)

切れ味が出やすく研ぎやすいが、錆びやすい。手入れを怠ると一晩で錆が出ることもある。オイル管理が必須。

セラミック(錆なし)

錆びないし切れ味が長持ちする。ただし欠けやすい。骨に当たると欠ける可能性があるため、内臓処理や骨断ちには不向き。フィレ専用向け。


道具は使いっぱなしにすると寿命が縮む。手入れに10分かければ3〜4年使えるナイフが、放置すれば1シーズンで終わる。

まぁ、楽しけりゃいいよね。


関連記事