一度、セローを手放したことがあります。
息子が生まれたとき。妻に「バイク、乗る時間なくなるよ」と言われて、「そうだな」と思って。バタバタした時期で、判断がちゃんとできていなかったと思います。
売り方を間違えた
手放すと決めてから、近所のバイクショップに査定を頼みました。
1軒だけ。
それが失敗でした。
査定額は7万円でした。走行距離2万キロのセロー225。「そんなもんか」と思って、そのまま売りました。
後日、バイク仲間に話したら「一括査定使えばよかったのに」と言われた。相場を調べてみると、同じ年式・走行距離のセロー225は10万〜13万円くらいで取引されていることが分かった。
3万円から6万円、損した計算です。
子供の洋服や用品でちょうどそのくらい使った時期だったので、余計に悔しかった。
一括査定の仕組みを初めて知った
「一括査定」というのは、複数のバイク買取業者に同時に査定を申し込めるサービスです。申し込みフォームに車種・年式・走行距離などを入力すると、各業者から査定額の連絡が来る。
一番高い値段をつけた業者に売ればいい。
それだけのことなんですが、当時の自分は知らなかった。
バイク王は規模が大きくて全国展開している買取専門店です。1台から出張査定に来てくれるので、自分でバイクを持ち込む手間がない。査定額が気に入らなければその場で断れる、というのが使いやすいポイント。
バイクワンも全国展開の買取専門店で、出張査定無料・即日対応が特徴です。バイク王と両方に申し込んで、高い方で売るのが一番確実。
複数業者に出すのが正解
バイク王1社だけでも相場よりは高くなる可能性がありますが、本当に高く売るためには複数の業者に同時に査定を出すことです。
カチエックスはオークション形式で、複数の業者が同時に価格を競るシステムです。自分が動かなくても業者が競って価格が上がっていく、という仕組み。「業者に値引き交渉されるのが苦手」という人に向いている。
交渉事が得意じゃないやまちゃんには、こういう仕組みの方が向いてる気がします。
セローを売った後の3年間
息子が生まれた最初の1〜2年は、本当にバイクに乗る時間がなかった。妻が言っていた通りでした。
週末は家族の時間。ライディングギアを揃える余裕もない。セローを手放したことは「正しい判断だったんだな」と自分に言い聞かせていた感じです。
でも、息子が3歳くらいになると少し時間が取れるようになってきた。
4歳になったころ、息子が「バイク乗りたい」と言い出した。ライダーっぽいものへの憧れがあったみたいで。息子を後ろに乗せるにはまだ早いですが、「将来一緒に走れるかも」という想像をしたら、急にバイクが恋しくなってきました。
また買い直した
4年ぶりにセロー225の中古を探しました。
今度は失敗しないように、複数の店を回って相場を調べてから買いました。売るときと同じで、1軒だけで決めると損をする。
買ったのは走行距離15,000キロの個体で、状態が良いものを選びました。価格は相場より少し高めでしたが、整備記録が残っていて安心できる個体だったので納得しています。
バイク保険も見直した
買い直したタイミングで、バイク保険も見直しました。
前のバイクのときは、ディーラーで勧められた保険にそのまま入っていた。保険料がどのくらいかも、他社と比べてどうかも、よく分かっていなかった。
一括見積もりサービスを使って複数社を比較したら、条件が同じでも年間保険料に数千円から1万円以上の差があることが分かった。
バイク保険は任意保険の部分が大きいので、補償内容を自分で決める必要があります。対人・対物は無制限にする、搭乗者傷害は少額でも入っておく、ロードサービスは任意保険についていれば別で入らなくていい、など。
比較してから選ぶと、同じ補償内容でも出費が変わります。
バイクを減らすなら電動キックボードも選択肢に
バイクを売った後の近距離移動をどうするか、という話をよく聞きます。
2023年の法改正で電動キックボードの区分が整理され、最高速度20km/h以下のモデルは特定小型原動機付自転車として免許なしで乗れるようになりました。コンビニや駅まで数キロ程度の移動なら、セローを出すより身軽に使える。
バイクを1台売って、近距離は電動キックボードで補う、という選択をしている人も増えてきています。セローは週末の林道・釣行専用として残し、日常の足は別で用意する、という使い分けです。
売るときも買うときも、比較が全て
今回の話をまとめると、バイクの売却も保険も「1社で決めてはいけない」ということです。
査定は最低2〜3社に出す。バイク王とカチエックスを両方使えば、相場の上下を把握できる。
保険は補償内容を固定してから、保険料を比較する。同じ補償で高い保険に入る必要はない。
バイクの売却で数万円損した経験があるやまちゃんからすると、「めんどくさい」と思っても比較する手間は絶対にかけた方がいい。一括査定は申し込みフォームに入力するだけで、向こうから連絡が来ます。
面倒くさいことを乗り越えると、数万円変わってくる。
息子と走れる日を待ちながら
今のセローは、渓流釣行のためのバイクです。週末に林道に入って、誰もいない渓流で竿を出す。それが今の楽しみ。
釣行の前夜はつりナビで天気と降水量を確認する習慣ができました。渓流は雨後に増水することがあって、増水した状態で単独で林道に入ると危ない。ちゃんと調べてから行くようにしています。
息子はまだ小さくて後ろに乗せるには早い。でも、いつか一緒に走れるようになったら、最高だと思っています。そのために、セローを維持しておく理由があります。
売ったときは正直、後悔もあった。でも、また買い直せた。バイクはまた乗れます。
大事なのは、次に売るときは一括査定を使うこと。これだけは絶対に覚えておきます。
良い売却を。
よくある質問
Q. バイクの一括査定、申し込んだら必ず売らないといけないですか?
全然そんなことないです。査定を受けてから断っても費用は一切かかりません。「とりあえず相場を知りたい」という目的で使ってもOKです。おれも最初の1〜2社は断ることになりましたが、それで問題はなかったです。
Q. 1社だけに査定を出すのと複数社では、実際どのくらい差が出ますか?
おれの場合、1社だけで売って相場より3〜6万円損しました。バイクの車種や状態によりますが、複数社で競わせると1〜3万円は変わることが多いです。申し込みの手間は1社分と変わらないので、絶対に複数社に出した方がいいです。
Q. バイク保険は任意保険に入らないといけないですか?
強制ではないですが、入っておかないとリスクが大きいです。対人・対物は無制限にしておくのが基本で、ロードサービスも任意保険に含まれているか確認しておくと便利です。ディーラー言いなりで入ると割高になりやすいので一括見積もりで比較することをすすめます。
Q. セロー225の中古を買う場合、どんなポイントで選べばいいですか?
整備記録があるか、走行距離はどのくらいか、錆の状態を見ることが基本です。旧車なので走行距離より「整備されているか」の方が重要です。1〜2万キロ台で整備記録がある個体を選んだ方が長く乗れます。
Q. バイクを持ったまま子育て続けることって実際できますか?
最初の1〜2年は正直しんどかったです。乗る時間はほぼなくなる。ただ、子供が3〜4歳になると少し時間が取れるようになってきます。おれはその時期にセローを買い直しました。手放すかどうかは早計に決めず、まず保管しておく選択もありです。