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港の駐車場が満車で、セローを遠くに停めてから釣り場まで重い荷物を引きずって歩く——これが嫌で嫌でたまりませんでした。

「バイクで行けばいいじゃないか」と思われるかもしれないけれど、防波堤の先端や河口の砂地は、セローでもさすがに乗り入れるわけにいかない。そこで去年の秋、電動アシスト自転車を試してみたら、思った以上に釣り場のバリエーションが増えました。


電動アシスト自転車を試した理由

週末の朝イチで港に行くと、駐車場が7時には埋まっていることがよくあります。しかたなく300メートルほど離れた場所に停めて歩くんですが、クーラーボックスとタックルバッグを持つと結構きつい。

それだけじゃなくて、「あの防波堤の先端まで行きたいけど遠いな」と思っても、荷物が重いと諦めることが増えてきた。バイクで行けない場所を足で稼ぐには体力が要る。それが電動アシスト自転車を考えたきっかけでした。

折りたたみができてハイゼットカーゴに積める、坂道を楽にこなせる——この2点で絞って調べたら、ADO A20F Airというモデルが候補に上がりました。


ADOで実際に使ってみて感じたこと

良かった点

港周りをゆっくり偵察できるのが一番よかったです。車から見るより断然じっくり観察できる。足場の状態、他の釣り人がどこに入っているか、潮の流れ——こういうのを確かめながら走れる。

坂道は本当に楽でした。河口の土手沿いって微妙に傾斜があるんですが、アシストが入るとほとんど感じない。釣り場に着いたときに体力が残っているのが想像以上に大事で、集中力が違います。

駐車場問題も完全に解決した。少し離れた無料スペースに停めて、そこから自転車で走れば10分もかからない。駐車場代も浮くし、早朝の移動がずっとスムーズになりました。

やらかした話

一度、バッテリーを充電し忘れて釣り場に持って行ったことがあります。

残量3%で出発したけど「まあいけるだろう」と思ったのが間違いで、港から2キロほど走ったところでアシストが切れた。普通の自転車として使えるんですが、電動アシスト自転車って車体がそこそこ重いんですよ。アシストなしで坂道を登るのは結構しんどかった。

以来、充電は釣行前日の夜と決めています。あとタイヤが細めなので、砂利が多い場所は走りにくかった。干潟沿いの砂利道はさすがに押して歩く場面もありました。


PELTECHも試した話

ADOを使い始めてから半年ほどで、友人が持っていたPELTECHの折りたたみ電動自転車を借りて使ってみました。

ADOと比べて折りたたみの操作が直感的で、ハイゼットカーゴのラゲッジスペースへの収まりもよかったです。車体がスッキリしていてコンパクトに感じる。

坂道のアシスト力はADOのほうが少し力強いと感じましたが、平地ではPELTECHも十分快適でした。値段帯が違うので単純比較はできないけれど、「釣り専用というより日常使いと兼ねたい」という人にはPELTECHのほうが向いているかもしれません。

どちらも普通の自転車とは別物です。坂道で漕ぐのが苦にならないだけで、釣りに使える場所がかなり広がります。


電動アシスト自転車釣行の実際の流れ

ハイゼットカーゴの荷室に折りたたんで積むと、クーラーボックスとタックルバッグと一緒にギリギリ収まります。一応事前に積み方を確認しておいたほうがいいです。おれは最初、クーラーボックスを横にして積んだら氷が溶けた水が漏れてきて焦りました。今は立てて積んでいます。

現地で組み立てるのは2〜3分。慣れると案外早い。荷台にロッドケース(セミハードタイプ)をゴムバンドで固定して走れます。ルアーロッド2本くらいなら問題ない。でも大きいクーラーボックスは荷台に乗らないので、バックパックに移し替えて背負って走っています。

釣り場を一か所ではなくいくつか回る「流し釣り」スタイルになってから、釣れる確率が上がった気がします。アタリがなければ10分で次の場所に移れるのが気楽でいい。


よくある疑問3つ

Q. バッテリーは何km持ちますか?

ADO A20F Airはアシストモード・走り方によって変わりますが、エコモードで走れば40〜60km程度という感覚でした。釣り場周りを数時間走っても一日は余裕で持ちます。ただし坂道が多いと消耗が早いです。

Q. 折りたたみはすぐできますか?

ADOは慣れると1〜2分で畳めます。初めてのときは手順を覚えるまで少し手間取りましたが、3回やれば体で覚える感じです。PELTECHのほうがレバー操作がシンプルで、最初からスムーズでした。

Q. 砂浜や砂利道は走れますか?

細めのタイヤは砂地と砂利が苦手です。砂浜はほぼ走れないと思ったほうがいい。砂利道は「軽い砂利なら走れる、深い砂利は押して歩く」くらいの感覚で。海岸線を走るなら舗装路メインのルートを選ぶのがおすすめです。


まとめ

自転車で釣りに行くのは子供のころ以来でした。「なんか照れくさいな」と思っていたけれど、電動アシストが付くとこれがまた別物で面白い。

セローで行くような山の渓流と、自転車でじっくり回る港周りや河口は、まったく違う釣りになる。どちらが釣れるかは場所と季節次第で、どちらが楽しいかは気分次第で——結局どっちも欠かせなくなりました。

まぁ、楽しけりゃいいよね。


よくある質問

Q. 電動アシスト自転車はどんな釣りスタイルに向いていますか?

港周りや河口など、車を停めた場所からちょっと移動したい釣りに向いています。複数ポイントを短時間で回る「流し釣り」スタイルになってから釣れる確率が上がった気がします。

Q. ADOとPELTECHはどちらがおすすめですか?

坂道の多い釣り場メインならADO A20F Airのほうがアシスト力が強くておすすめです。日常使いも兼ねてコンパクトに使いたいならPELTECHも選択肢になります。

Q. ハイゼットカーゴに自転車と釣り道具は一緒に積めますか?

折りたたんで横倒しにすれば、クーラーボックスとタックルバッグと一緒にギリギリ収まります。クーラーボックスは立てて積まないと氷の水が漏れるので注意が必要です。

Q. バッテリーはどれくらいもちますか?

ADO A20F Airはエコモードで走れば40〜60km程度の感覚でした。釣り場周りを数時間移動しても一日は余裕で持ちますが、坂道が多いと消耗が早くなります。

Q. 砂浜や砂利道での走行はどうですか?

細めのタイヤなので砂浜はほぼ走れず、深い砂利道は押して歩く場面もあります。海岸線を回るなら舗装路メインのルートを選ぶのが正解です。


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