ある夏のツーリングで、途中から急に雨が降り始めました。
慌ててコンビニに寄ったけど間に合わず、リュックの中が水浸し。タックルボックスの中も湿気が入って、翌朝起きたらジグヘッドが全部錆びていた。あのときの損害を考えると、防水対策に投資する価値があると思いました。
バイクで一番濡れやすいもの
積んでいるすべてのものが濡れるわけではない。場所と積み方によって差があります。
- サイドバッグの底面:下から跳ね上がる水が溜まりやすい
- トップケース以外の荷物:雨が直接当たる
- リュックの背面:体との間に空気が少なく乾きにくい
トップケース内は比較的安全ですが、隙間から水が入ることがある。
やらかし話:ジグヘッド全滅事件
正直なところ、最初はナメてたんですよ。「ちょっと雨降るくらい平気でしょ」って。
あれはたしか、三重の川沿いキャンプ場に向かっていたときのこと。出発時は曇りで、途中から本格的に降り始めました。セローの荷台に積んでいたタックルバッグ、フタは閉めてたんですがチャックの隙間から水が入り放題で。テント設営後に開けたらビシャビシャ。仕掛けの袋・ジグヘッドケース・スプリットショットのケース、全部水を吸ってました。
翌朝、ジグヘッドが全部うっすら錆び始めていた。数えたら30本以上。あの瞬間、「ドライバッグ1個買っておけばよかった……」って思いましたね。
ドライバッグは1,500〜2,000円あれば買える。対してジグヘッドの損害はそれ以上。まぁ、失敗しないと買わないのが人間ってもんですが、みなさんには先に知っておいてほしいんです。
道具の防水化:3つの対策
①ドライバッグに入れる
仕掛けや小物はドライバッグにまとめて入れる。完全防水のものを選ぶと確実です。
タックルボックスごとドライバッグに入れれば、荷物のまとめ方も楽になります。10〜20Lサイズがバイク積載でちょうどいい。
②防水ケース(ハードタイプ)を使う
精密機器(GPS・スマホ・インカム充電器)はハード防水ケースへ。水没しても中が守られる。
③防水スプレーをかける
アウターウェアとリュックに防水スプレーをかけておく。完全防水ではないけど、小雨程度なら濡れにくくなります。
レインウェアで蒸れた話
これもやらかしです。ジグヘッド事件の翌シーズン、ちゃんとレインウェアを買いました。ただ、安さに釣られて3,000円くらいの薄手のやつを選んだんですよ。
雨は防げた。でも、高速を30分走った頃には背中が蒸れてびしょびしょ。外は雨、中は汗。どっちにしろ濡れるっていう状態になって、テンションだだ下がり。
ゴアテックス系の素材か、通気性のある2.5〜3層構造のものじゃないと、長距離ツーリングでは蒸れが辛くなります。値段で妥協すると結局また買い直すことになる。おれはその教訓でワークマンの透湿レインウェアに落ち着きました。
レインウェア選びのポイント
- 透湿性(ムレにくさ)を重視する:透湿度 5,000g/m²/24h 以上が目安
- ゆとりのある股下・袖口:バイク乗車姿勢でも動きやすいこと
- バタつきにくいフィット感:風圧でバタバタするとストレスになる
- 収納サイズが小さいもの:積載スペースが限られるバイクには必須
雨が降り出したときの行動
バイクを走らせながら雨に降られたら、まず安全な場所に止まることが最優先です。
コンビニの軒下・道の駅・高架下などに避難してレインウェアを着る。荷物を積み直す余裕があれば、濡れやすいものをドライバッグに移す。
雷が鳴り始めたら走らない。バイクは金属の塊なので落雷リスクがある。
また、雨が降り始めてからレインウェアを着るのでは少し遅い。「雨雲レーダーで30分後に雨」が見えた時点で着替えてしまうのが正解です。一度ずぶ濡れになるとレインウェアの中まで水が入ってしまって意味をなさなくなる。
雨天時の積み方・追加グッズ
荷物の積み方を少し変えるだけで、濡れるものが減ります。
積み方の工夫
- ハードケースを外に出して、ソフトな荷物はケース内に集める
- シートバッグには必ずレインカバーをかける(付属していなければ別売りで買う)
- タックルボックスはハードケース内 or ドライバッグの中層に
あると便利な小物
- 防水グローブ: 手が濡れると操作感が落ちる。インナーグローブで代用できるけど限界がある
- シューズカバー: 長靴を積める余裕がなければシューズカバーで代用できる
- ハンドルカバー(レイングローブホルダー): 手の冷えを防いでくれる
テントの結露と雨の違い
キャンプ当日は晴れていても、テントの結露で荷物が濡れることがある。
朝起きたら荷物が夜露で湿っていた、ということは意外と多い。テント内に入れたものも結露がつく。仕掛けや精密機器はテントに入れていてもドライバッグ内に入れておく習慣があると安心です。
結露と雨は性質が違う。雨はまとめて水が来るので被害がはっきりしている。結露はじわじわ水分が入って、金属部品や仕掛けに気づかないうちにダメージを与える。「雨の日だけ防水すればいい」という考えは捨てたほうがいいです。
まとめ
バイクキャンプの雨対策は「濡れる前提で積む」が基本。ドライバッグ1〜2個あるだけで、雨に降られたときのストレスが大幅に減ります。
まぁ、濡れて困ったから対策した、という順番なのが正直なところです。最初からドライバッグとちゃんとしたレインウェアを揃えていれば、あの夏のジグヘッド全滅も、翌年の蒸れ地獄も経験しなくて済んだ。
雨が降ることを「イレギュラー」と思わずに「あって当然」として装備を組む。そうなれば雨が降ってもキャンプは続けられるし、釣りも楽しめます。
よくある質問
Q: バイクキャンプに最低限必要な防水グッズは何ですか?
A: ドライバッグ(10〜20L)1〜2個と、透湿素材のレインウェアがあれば最低限の防水対策になります。この2点が揃っているだけで、雨に降られても荷物と体が守られます。
Q: レインウェアはどんなものを選べばいいですか?
A: 透湿度5,000g/m²/24h以上のものを選ぶのがおすすめです。安い撥水だけの素材は小雨には対応できても、走行時の蒸れが激しくなります。ゆとりのあるサイズ感を選ぶと、バイクの乗車姿勢でも動きやすいです。
Q: ドライバッグはどのサイズを選べばいいですか?
A: タックルボックスを丸ごと入れるなら20L前後、仕掛けや小物だけなら10L以下でも十分です。バイクへの積載スペースと相談しながら、収納するものに合わせたサイズを選んでください。
Q: 走行中に急に雨が降ってきたらどうすればいいですか?
A: まず安全な場所(コンビニ・道の駅・高架下など)に止まってからレインウェアを着ます。荷物の積み替えが間に合わない場合は、シートバッグのレインカバーだけでもかけておくと被害が減ります。雷が鳴り始めたら走行はやめてください。
Q: 結露でも釣り道具が傷みますか?
A: 傷みます。特に金属製の仕掛けやジグヘッドは、じわじわとした水分でも錆が進みます。テント内に道具を入れていても結露はつくので、仕掛け類はドライバッグの中に入れておく習慣をつけると安心です。