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「伊豆の冬の夜って、そんなに寒くないでしょ」
3年前、そう思ってました。
完全に間違いでした。
当日の装備
その日の装備がこれです。
- 夏用シュラフ(快適温度15℃表示)
- 毛布1枚
- ハイゼットカーゴの荷室に敷いた薄いマット
1月の伊豆半島。夜間気温は4℃。
「まぁ車内だし、毛布があれば大丈夫でしょ」というのが当時の判断でした。
夜中2時の記憶
午後9時に荷室に潜り込んで、毛布を被って目をつぶった。
0時ごろ、寒くて目が覚めた。
靴下を2枚重ねにして、着ていたフリースのジップを締めて、また横になった。
1時ごろ、また目が覚めた。手足の指先が痛い。
以降、一時間おきに目が覚め続けました。夜中2時を過ぎたころ、「この寒さの中で6時まで過ごすのは不可能だ」と判断してエンジンをかけた。
暖房を30分動かして車内を温めて、また消した。消したら15分で寒くなった。
朝まずめのアジングどころじゃなかった。夜明けを車内で縮こまりながら待って、そのまま早々に帰りました。
何が間違いだったか
シンプルな話で、寝袋の快適温度の意味を理解していなかった。
「快適温度15℃」というのは、「15℃の環境で快適に眠れる」という意味です。1月の伊豆の車内気温が4℃なら、夏用シュラフでは11℃も不足している計算です。
さらに、快適温度は「適切な服装で」という前提もある。薄着で潜り込むと、もっと条件が悪くなります。
「真冬の車中泊には、快適温度が0℃前後以下の寝袋が必要」——これが、その夜に高い授業料を払って学んだことです。
翌月、モンベル ダウンハガー650 #1 を買った
伊豆の失敗から1ヶ月後、モンベルのダウンハガー650 #1を買いました。
快適温度マイナス7℃。価格は当時3万円台。「高い」と思ったけど、あの伊豆の夜を思い出したら即決でした。
4年前に買ってから今も現役で使ってます。
冬の車中泊でこれを使うようになってから、寒くて眠れないことが一度もない。伊豆の夜に何が起きていたか、今になってよくわかります。
寝袋を選ぶ前に確認すること
使う季節と想定最低気温を決める
「夏しか使わない」なら夏用(快適温度10〜15℃)で十分。でも冬に使うなら、マイナス温度対応が必要です。
冬の車中泊での想定最低気温の目安:
- 関東平野(1月):0〜5℃
- 伊豆・南房総(1月):2〜8℃
- 東北・山間部(1月):マイナス10℃以下もある
快適に眠れる目安は「想定最低気温より10℃低い快適温度の寝袋」を選ぶこと。
ダウンとシンサレートの違い
- ダウン(羽毛):保温力が高く軽くてコンパクト。濡れると保温力が落ちるので雨・湿気対策が必要。モンベル、ナンガが有名。
- 化繊(シンサレート等):濡れても保温力が落ちにくい。重くなりがち。価格はダウンより安め。
車中泊なら濡れるリスクが低いので、ダウンがコスパ面で優位です。
Q&A よくある質問
Q. 夏用の寝袋に毛布を足せば冬でも使えますか?
A. ある程度は補えますが、快適温度が10℃以下になると限界があります。毛布1枚では最大2〜3℃の補完が限界。真冬の車中泊には冬用の寝袋が必要です。私が身をもって証明しました。
Q. 車中泊で寝袋を使うとき、服装は何がいいですか?
A. フリースや薄手のダウンジャケットを着て潜り込むと保温力が上がります。靴下も必須。ただし厚着しすぎると汗で湿気がこもるのでバランスが大事です。
Q. 冬の車中泊は結露が大変と聞きましたが?
A. そうです。呼気で車内が湿気て、窓が結露します。就寝前に換気をして、タオルを窓に挟んでおくと拭く手間が減ります。寝袋のダウンが湿気を含まないよう、寝袋カバーをかけると安心です。
Q. 車中泊の寝袋、一番おすすめは何ですか?
A. 冬用ならモンベル ダウンハガー650 #1。快適温度マイナス7℃で、4年使っても保温力は変わらない。関東・伊豆の冬を余裕でカバーします。「最初から買えばよかった」と断言できます。
あの夜の教訓は今も活きてます。まぁ、楽しけりゃいいよね。