会社の同僚の松本くんが広島出身なんですよ。
「瀬戸内の島でキャンプしたことある?」って聞かれて、「ない」と言ったら、「じゃあ一回行きましょう」と。
週末に有給を1日つけて、2泊3日で連れて行ってもらいました。
フェリーで島に渡るというのが、まずいい
本州から島へのフェリーに乗る。これが釣りキャンプに行く、という体験とは全然違うんです。
車は本州側に置いて、フェリーで渡る。この瞬間から「日常から切り離された感」がある。
「島」という物理的な囲いの中に入ることの、独特の感覚。周りは海。
僕みたいに毎週なんとなく近くの川や海に行ってる人間にとって、これは新鮮でした。
瀬戸内の海の色が独特
島のキャンプ場から見える瀬戸内の海は、太平洋の外洋とも、東京湾とも、全然違う色をしてます。
島が多いから、遠くに見える島の輪郭が重なって、奥行きがある。
潮の流れが速くて、場所によって色が違う。深いところは濃い青で、浅瀬は緑に近い。
「日本の海ってこんな顔もあるのか」と思った。
夜釣りでメバルとアジが爆釣した
松本くんの案内で、夜の港の端っこへ。
「瀬戸内は夜のメバルがいいんです」と言われてライトタックルを出したら、最初の一投で来た。
本当に、一投目。
20cmくらいのメバル。底の岩場から浮いてきて食う。ルアーはジグヘッド+ワームで充分。ワームは何でも食う感じがした。
その後アジも混じり始めて、22時を過ぎたあたりから爆発した。
「爆釣」という言葉を初めて使いたくなった夜です。本当に入れ食いに近い。2時間で2人合わせて40匹は超えた。
松本くんが「瀬戸内はなんで釣れるかというと、潮の流れに乗って小魚が集まるから」と教えてくれた。島と島の間を潮が流れる、その流れがベイトを集める。だからメバルもアジも食欲旺盛になる。
アジングロッドが欲しくなったのはこの夜から
今まで汎用のライトタックルを使ってたんですが、松本くんのアジングロッドを少し借りて振らせてもらって、違いに気づいてしまった。
感度が全然違う。
アジのアタリって、「コツ」というより「フワッ」と軽くなる感じで伝わってくるんです。汎用タックルだとそれが鈍い。専用のアジングロッドだと、ラインを通してその感覚がダイレクトに伝わる。
帰ってから調べて買いました。
島のキャンプ場は設備がシンプル
島のキャンプ場って、本州のキャンプ場と比べると設備が少ないです。
電源サイトは数が限られる。シャワーは簡易的なところが多い。売店もない、もしくは小さい。
これが不便かといえば、不便ではあるんですよ。でも逆にシンプルな分、「キャンプしてる」という感覚が強い。
電源がない分、夜は静かで暗い。星が見える。
島という物理的な孤立感が、そのシンプルさを加速させてる。「ここだけの時間」という気持ちになれる。
ただ、スマホの充電がなくなると困る。ポータブル電源は持っていくべきです。
ヘッドライトは夜釣りに絶対いる
夜の港での釣りは、ヘッドライトが命綱です。
仕掛けを結ぶ、魚の針を外す、荷物を整理する。手元が暗いと全部止まります。
スマホのライトで代用できると思ってたら、両手が塞がるのでできない。釣りだけじゃなくて、暗い中での設営でも必須。
島で釣った魚はうまい
40匹以上のメバルとアジを翌朝にさばいて、アジは刺身、メバルは煮付けにした。
松本くんが醤油と砂糖と酒を持ってきていて、クッカーで煮付けを作った。アウトドアでちゃんとした和食が食べられるとは思ってなかった。
アジの刺身は、こんなに甘いのか、と思うくらいうまかった。前の夜に釣った魚を、朝にさばいて、島の海を見ながら食べる。
こういう体験は、お金を払って手に入れられるものじゃない。
松本くん、最高でした。
来年もまた連れて行ってもらう約束をして、フェリーで本州に戻りました。
良い夜釣りを。